asya81のブログ

プログラマーになるために勉強中です。失敗も経験。一歩ずつ、めげずにワクワクやっていきます!

えにしテック15周年記念カンファレンスの思い出⭐️

2024年7月3日に創立15周年を迎えられた「株式会社えにしテック」さん、15周年おめでとうございます!!!
私も勝手に色んな縁を感じて、えにしテック15周年記念カンファレンス に参加してきました。

あれから約1ヶ月。しばらく酔いから覚めてないような感覚でしたが、今は「あれは夢だったのかな?」という気持ちです。
自分の中でまだ消化しきれてない部分もある状態ですが、カンファレンスに参加して浴びたもの、心に湧き上がってきたものをなるべく忘れないうちに残しておきたく、日記を書いています。上手くまとまらない気もしますが、それも良しと思うことにします。

えにしテック15周年記念カンファレンスに参加を決めた理由

参加を決めた理由は以下のように色々あって、ただ、飛行機代も宿代もめちゃめちゃ高くて、、正直参加を迷いました。 最終的には、行かないときっと後悔するだろうなと思い、参加を決めました。
(宿代を1泊分節約して何とか...)

  • えにしテック15周年記念カンファレンスのお知らせこれからをいきいきと過ごしていく糧となるような時間になればと思います。と書かれていて、とても気になった。
  • 講演者が豪華!どのお話も聞きたいと思った。
    • Rubyの歴史を知る高橋さんのお話を聞きたかった。*1
    • Rubyistになったきっかけの角谷さんのお話が聞きたかった。
    • Rubyに興味を持ったきっかけである大場さんのお話が聞きたかった。
    • ふるさと(福井)の偉大な先輩である平鍋さんのお話を聞きたかった。
    • しおいさんが入門するきっかけになった島田さんについて知りたかった。
  • RubyKaigiでAuthors.rbし損ねたので、再度トライしたかった。
  • 北海道に行ったことがなかったので、行ってみたかった。

参加するにあたっての目標と反省

今回はあまり目標を設定せずに飛び込んだ感じでした。もうちょっと明確にしておけばよかったかもと思います。
何となく思っていたことはあったはずなんですが、ちゃんとできなかったなというのが反省です。

  • 技術書典でフィヨルドブートキャンプ(以降、フィヨブー)関連の技術書を出そうとしているので、高橋さんや本作りに詳しい方々に聞きたいことをお聞きすれば良かった!
  • フィヨブーにいらっしゃった izumiiさんとお話ししたかったけどお会いできなかった。どなたかに繋いでもらえば良かった。
  • 発表してくださった皆さんにフィードバックしたかったけれど、理解が追いついてない部分もあり、あまりできてなかった気がする。「何か分からないけど良かったです!」って感じだった。この日記で少しでも感じたことを残しておきたい。

それぞれの講演内容から受け取ったこと、感じたもの

高橋さんのキーノート

島田さんから高橋さんについて「背中を支えてくれるようでいて」「近くにいるようでいない」「お釈迦さまのような人」というような紹介コメントがあって、「???」となったことを記憶しています。禅問答のように良き問を与えてくれる人、という感じなのかな?と理解しました。

高橋さんと島田さん

高橋さんにはRubyKaigiのヘルパーとして受付でも大変お世話になったのですが、凄い人なのに「えらい人感」を出していないというか、お釈迦さまという表現はなるほどしっくりくるようにも思いました。

講演内容としては、RubyRailsの15年についてふりかえった後、Rubyについては日本語の情報に触れる機会が多いけれどRailsの最新動向については日本語での情報が不足しているかも、ということでRailsの話をメインにお話しいただきました。
さらに、ソフトウェアと「自由」についてのお話やその「自由」のために闘うDHHさんについても語ってくださいました。DHHさんについて語る高橋さんが「いきいき」されていて、とても良かったです。
技術コミュニティから生まれたえにしテックさんの15周年記念らしい、とても刺激があり勉強になるお話でした。

speakerdeck.com

キーノートの中で特に印象に残ったのは、「The One Person Framework(ぼっち向けフレームワーク)」と自由なソフトウェアのお話です。
「The One Person Framework」は、ぼっち向けという訳がいいのと、「一人で開発できる」ということは、全体を把握しやすいということなので、扱いやすく育てやすそうなイメージを感じました。チームで開発する場合も、やりやすそうです。
自由なソフトウェアについては、フィヨルドブートキャンプに参加した初めの頃にRevolution OSというドキュメンタリー映画を見たことを思い出しました。ハッカー達の自由への熱い思いや自由だからコミュニティが生まれるというのがその当時の私の気づきだったようです。今回の講演をお聞きして、その時代だからこそ「自由」が求められたし、そういった活動があったからこうやって開発できている「今」があるんだなと感じました。「自由」のための取り組みは継続していかないと簡単になくなってしまうこともあるかもしれないのかな、とも思いました。
また、積極的自由のお話の中で、差別的な人を差別するのも差別というような話があって、頭がグルグルして「これは難しいなぁ...」となりました。何が「正しい」かはそれぞれ違ったりするので、お互いを信頼し尊重することをベースにするしかないのかなぁと考えたりしました。本当に難しい。

お話の後に、えにしテック設立の際に高橋さんが島田さんにお渡ししたという紙とタガネの実物を拝見。
タガネって何?と思って後で調べたら、金属や石を加工する道具ということで、漢字では「鏨・鑽」だったので、「研鑽じゃん!」って一人興奮してました。

紙と鑽

"We who cut mere stones must always be envisioining cathedrals. " - The Pragmatic Programmer

高橋さんのキーノートは、Railsの最新動向など新しく知ったことや学びが多かったのですが、知らないこともたくさんあったので、お話を聞いただけでは理解できない部分もありました。特に、概念圧縮や消極的自由/積極的自由の部分は分からないことが多かったので、この日記を書くにあたって参照されている記事を読んでみて、さらに勉強になりました。

ソフトウェア開発をとりまく状況にも色々な背景や流れがあって、今こうなっているんだなというのを知ることができて良かったです。特にRailsについて、フロントエンド周り等色々な変遷がある中で、概念圧縮によって新たな価値を生み出そうとしたり、消極的自由を守るために闘ったり、それで軋轢が生じやすかったりするのかなと思いました。 Railsが今後目指そうとしていることにも、これまで以上に興味を持ったので、今後の動向を注意して見ていきたいです。

角谷さんの講演

島田さんからの角谷さんのご紹介では「一緒に向かい合う人」「カンファレンスの運営の仕方を学びに行ったはずが、仕事の仕方を教わってしまった」というコメントがありました。
角谷さんに出会って何かが変わってしまうのは、その場にいたわけじゃなくても想像できるというか、すごく分かるなぁと思いました。

私にとっての角谷さんとの出会いはフィヨブーでの「角谷トーク2020」で、その時に私は「プログラマーになるぞ!」と決意を新たにしたのでした。今 Rubyist と名乗っているのも、角谷さんの存在がなければなかったことです。「角谷トーク 2020」に出会った時の衝撃が、当時の日報に残っていました。

今は、「ぜったいプログラマーになってやる!」という気持ち。

昨年6月にフィヨルドブートキャンプに参加して、なかなか継続して学習できずに、プラクティスも進められないし、人と比べたり卑屈になったり、勝手にプレッシャーを感じたりして、余計に動けない、、、という悪循環に陥っていた。

それでも、やっぱりプログラマーになりたい気持ちを諦められない。 ものづくりを楽しみたい、ワクワクしたい。誰かの助けになるような何かを作りたい。

角谷さんのお話しをお聞きして、ますます「楽しんでやっていきたい!」という気持ちになった。

学習時間以外の色々な経験も、きっと「質」に繋がる何かになると信じて、1つ1つを楽しみながらやっていきたい。

(2020年9月22日のフィヨブー日報より)*2

その後も、角谷さんから「角谷トーク」を始め色々な場面で教えてもらうことが多く、勝手に受け取っているのでちゃんと受け取れているか分からないし、何と表現すればいいか分からないですが、すごく特別な存在です。
今回も角谷さんのトークをとても楽しみにしていました。
最初スライドが見えづらい位置に座っていたのですが、発表者席近くの見やすい位置に移動させてもらい、おかげでたくさん写真が撮れました。ありがとうございます!🙏

"いきいき"している角谷さん

speakerdeck.com

感想は語ると長くなりそうなので、箇条書きにします。

  • いい感じのスライドとノリノリな角谷さんのお話を聞いていて、何だか分からないけど涙が出てきた。
    • 「これを聴きにきたんだよ!」という感情だったんだと思う。
  • スクラムフェス札幌2020の島田さんのトーク は見ないといけないな、と思った。
  • 書籍「Tidy First?」や「エクストリームプログラミング」を読んでみたくなった。
  • 色んなもの(マッドマックスやエブエブ、ちりとてりん)を予習していたおかげで、たくさん楽しめた。
  • やっぱり頭がぐにゃぐにゃするところもあって、頭の体操だなと思った。
  • ふるさと(概念)について知りたいと思った。
  • 「恵庭なう」で言及してもらってビックリした。島田さんの解説で完全理解できて良かった。
    • カーゴカルトだったのか!ってツイートしてたけど、カーゴカルトを分かっていなかった。
    • 意味も分からず良いものらしいからご利益がありそうって感じでやってたってことかな。これからは意味を理解した上で実践できる!

以下は、後からスライドを読み返してみて、感じたことです。

  • 高橋さんの自由なソフトウェアの説明も、「意味の希薄化」に対抗する実践だったかも。
  • スクラムフェス札幌2020のスライドを見て、私ももっとうまくやれるようになりたいと思った。
    • 特に「人ではなくプロセスをリードする」の部分ができるようになりたいと感じた。
    • 「スーパーエンジニアへの道」も「エラスティックリーダーシップ」も積んであるので、読みたい。
    • 感情を意識するの部分は、角谷さんの日報テンプレートのおかげでエクササイズを積んでこられていると思えたけれど、そこからプロセスを修復し続けるのはあまりできてなさそうに感じた。
  • えにしテックが生まれた経緯やこれまでのエクササイズについて知ることができて、だからこそ、こうやって15年という節目を一緒にお祝いしようと多くの方々が駆けつけてくるような場になったんだな、ということが少し理解できた。
  • 「ふるさと」で自分が自分らしく「いきいき」と暮らしていけるというのは、すごく嬉しいことだし、永和さんにも同じものを感じるし、そういうのが増えていくといいな(?)と思った。ソフトウェア開発だからこそ実践できている部分もあるように思うけれど、広げていけるといいなぁ。*3

大場さんの講演

島田さんからの大場さんの紹介の中で「クリアコード先輩と永和システムマネジメント先輩と万葉先輩」という話があり、少し先を行く先輩の存在はすごく心強いだろうなぁとお聞きしていました。大場さんからは島田さんのことを「太陽であり電池」と紹介されていて、個人的にもつながりが深い様子が感じられて、その表現が面白かったです。

あんまり写真を撮れてなくてツイートも残ってないので、記憶に頼るしかないのですが、 スライドが分かりやすいのとお話に引き込まれる感じで、「なるほど〜!」「分かる〜」と頷きながらお話を聞いていた記憶です。

大場さんと島田さん

speakerdeck.com

お話をお聞きしていく中で、万葉さんの会社の歩みやえにしテックさんとの関わりが伝わってきて、 会社経営や組織をうまくやることの大変さ、その試行錯誤の過程を知ることができて、とても興味深かったです。 色んな失敗もありつつ、そこから学び、組織やプロセスを変化させていくのがとても素敵だなと思ったし、その経験や知見をこうやって惜しみなくオープンに共有してもらえることがありがたいなあとも思いました。先輩からのエールという感じがしました。

自分自身、つい簡単に会社や組織への不満をもらしがちだけど、こうやって組織をつくる側の人々がいろいろと悩み苦労しながらやってくれていることに興味を持ったり、自分自身も同じように自分からその環境をよりよくするための行動をやっていけるといいなぁと思えました。

その他、感じたこと考えたことを以下にメモしておきます。

  • 色んな形の組織があることを知って、どんな形があるのか、もっと知りたいと思った。
  • ソフトウェアは人が人のためにつくるものだから、人が集まった時に作られる組織のパターンを知ることは、ソフトウェア開発にも活かせるような気がした。
  • ラクラシー的な組織というのがまだどういうものか理解できてはいないけれど、ちゃんと運用するのは難しそうでも、メンバーとしてやっていくのはとてもやりやすそうに感じた。
  • 「自分たち(経営者)も変わる」と言ってらっしゃるのが信頼できるというか、とても素敵だなと思った。
  • 「一緒にごはんを食べてたのしいと感じる」=「ふるさと」が同じってこと?
  • 「自分でないものになることはできない。たのしいことに向かって進む」=「いきいき」ってこと??

平鍋さんの講演

島田さんからの平鍋さんの紹介では、「すごい距離が近くなったと思ったら、どっか行っちゃって、また突然出てくる」みたいなお話がありました。 どういうこと?と思いましたが、色んなお話を聞くなかで何となく分かったような気もしないでもないです。

平鍋さんのスライドは公開されていないようなので、写真が撮れた範囲と記憶の範囲で文字化してみます。
といっても、すごくライブ感のある講演だったので、文字化するのはとても難しそうです。

平鍋さんと島田さん

タイトル

「えにしテックと私、15年」

自己紹介

平鍋健児

アジャイル宣言日本語訳」は強い! 「熱中するのが得意」と仰っていて、いい表現だなぁと思ったのと、数学にも熱中して教科書の翻訳もされていて凄いな!と思った記憶です。

(平鍋さんと島田さんの出会いとコミュニティ)

「JavaFesta2007」「平鍋さんとアツく語る会」「Agile Japan 2011」の札幌サテライトのお話
スクラムフェス札幌2020 島田さん基調講演のお話 など

平鍋さんとの出会いがキッカケで色々あった結果、「アジャイル札幌」も生まれたということを知りました。
JavaFestaで平鍋さんがカッとなってRuby札幌の人たちについて言及したという話がとても良かったです。 また、「Agile Japan 2011」の時の?自己紹介のマインドマップの紹介があって、記録として残っているのがいいなぁと思いました。

(島田さんへの質問コーナー)

  • Agile, Ruby, Archiitecture, 3つの視点をお持ちですね?」
  • 「仕事はどんな視点で選んでいますか?」
  • 「札幌、福井、東京、日本」
  • 「年号に出てきそうな名前」
  • 「会社を大きくしたいですか?」

ライブ感がすごくてメモも取っていなかったため、かなり記憶から抜け落ちてしまっていますが、 島田さんの人柄や考え方が平鍋さんとの掛け合いの中で浮き彫りにされていく感じがとても良かったです。

個人的には特に「Agile, Ruby, Archiitecture, 3つの視点をお持ちですね?」の質問が印象に残っていて、 別々に興味があるというより、「上手くなりたい」「理解したい」という思いがベースにあるから、全てつながっているというようなお話だった記憶で、 それぞれの分野に詳しいから本を書いていらっしゃるものだと思い込んでいたけれど、もっと上手くなりたいからだとお聞きして、ハッとするものがありました。

最後の方で、koicさんの言葉として「アジャイルは人に根ざしているからじっくりゆっくり変化」を紹介してくださって、「じっくりゆっくり」でも変化していければいいのか〜と少しホッとしたような気持ちでした。

全般的に、平鍋さんが島田さんをインタビューするような形になっていて、「島田さんのことを知りたいな」と思っていた私としては、色んなお話が聞けてとても嬉しかったし、 他の御三方と同様に、お二人がお話されている様子からその関係性も窺い知ることができて、とても良かったです。

以前、平鍋さんがどこかのイベントで、今後の人生で取り組みたいこと(ソフトウェア開発じゃない何か)を探している、というようなことを仰っていた記憶で(記憶違いだったらすみません)、今、平鍋さんが人生として取り組みたいと考えていることはどんなことなのか?にも興味があり、お聞きしてみれば良かったなと反省しました。
こういう後悔をしないためにも、人間関係のエクササイズは大事そうだなと思うので、シュッとやっていけるようになりたいです。

人々との交流(exercises)の中から感じたこと、学んだこと

アフターパーティ会場とメニュー

アフターパーティやその後の二次会、三次会、四次会?で、色んな方々とお話しすることができて、とても楽しく嬉しかったです。
もっと色んな方とお話すれば良かった、という反省はありつつも、普段は人の話を聞くことが多くなりがちな私も、今回は色んな方が話を引き出してくださったり、普段より深い交流ができたような気がしていて、すごい場だったなぁと思います。これが「えにしテック」らしさなのかもしれません。

大場さん

大場さんとは、それこそ15年前くらいに あるプロジェクトでご一緒していたことがあり、とはいえ、大場さんは開発チームで私はサポート担当で、その当時開発チームとサポートとの距離は結構あって、あまり関わることはない状態でした。でも、開発チームの皆さんがガラス張りのプロジェクトルームでワイワイ楽しそうにされていたのをすごく覚えています。
出産を機に自分のキャリアを見直した時、残り短い仕事人生、本当に自分のやりたいことをやりたいと思い立って、「開発をやりたい」「Rubyに触れてみたい」と思えたのは、大場さんを始め楽しそうに開発されている皆さんの姿が大きかったです。*4
その後、紆余曲折ありつつフィヨブーに辿り着いて、Ruby関連のイベントに参加するようになってから、時々大場さんをお見かけしてご挨拶したりもしていたのですが、Rubyに興味を持ってコミュニティに入ってみるきっかけや勇気をもらった大場さんにちゃんと感謝の気持ちを伝えたいなと思いながら中々できていませんでした。アフターパーティの時にたまたま同じテーブルだったので、(角谷さんの後押しもあって)感謝の気持ちを伝えることができて、すごく嬉しかったです。伝えられて良かったという気持ちと、思いがけず大場さんもすごく喜んでくださって、それがまたさらに最高に嬉しかったです。
夢のようなチームの外から羨ましく眺めるだけだった自分が、今は一歩踏み込んで、下手くそながら楽しめているのは、皆さんが本当に楽しそうに開発されていたから。*5 私もそういう風に楽しく開発していけるように、1つ1つ実践を積み重ねていきたいと思います。

juneboku さん

RubyKaigi 2024のヘルパー記事へのフィードバックとして、角谷さんから「juneboku さんと話してみると良いのでは?」と言ってもらって、三次会くらいの席でjunebokuさんと色々お話しさせていただくことができました。 まずは、自分の記事を隣で読んでもらって、「壇上に上がった時が最高潮だろうと事前に思っていたというのが面白いですね」とフィードバックいただいて、その後、junebokuさんが経験したこれまでのRubyKaigiやRubyコミュニティでのアレコレについてお話ししていただきました。 学生の頃から関わっていたこと、札幌RubyKaigi のことやヘルパーではないのに朝会に参加したり配信したりしていたこと、アンチボッチの企画のこと等、junebokuさんが楽しんで関わってこられたこと、そのお話のそれぞれをお聞きできて、何というかとても嬉しかったです。

お話の中で特に印象に残っているのは、コミュニケーションをデザインすることやCarpenter and Gardenerのお話です。 高井さんの「懇親会のデザイン」に魅せられて、コミュニケーションをデザインすることに興味を持って、junbokuさんも色々やってこられたということでした。 アンチボッチの取り組みについては、確か Shibuya.rb RubyKaigi 2023 前夜祭 @GMO Yours・フクラス - connpass でお聞きして、すごくいいなぁと思った記憶があります。 RubyKaigiという体験を経て - #june29jp の記事にその取り組みが色々まとまっていて、後から読んでみて改めて凄いな〜となりました。 ここからすると私がヘルパーとしてやっていたことは、オーガナイザーの皆さんに用意してもらった場所で精一杯がんばりました、レベルかなぁと。 「もっとはみ出していいんだよ」と教えてもらったような気持ちです。今の自分にできることには限りはありますが、何かしらの変化を生み出せるような関わり方ができるといいのかなと思いました。

CarpenterとGardenerについては、どの話の流れで出てきたのか失念してしまったのですが、子供の教育についても課題を感じていたので、もっと知りたいと思いました。 紹介してもらった本を入手して、まだじっくりとは読めていないですが、こちらも糧にしていけたらいいなと思っています。 親は「Carpenter(木工職人)」ではなく「Gardener(庭師)」であるということ、つまり、子供を決まった形の大人に育てようとしても思い通りにはいかず、植物を育てて庭をつくるように子育てするのが自然だ、というようなお話のようです。これから読み進めるのが楽しみです。

www.morikita.co.jp

コミュニケーションデザインやCarpenterとGardenerのどちらのお話にしても、お仕事だけでなくプライベートや夫婦間でも自然に取り入れているお話をお聞きできて、 私は中々そういう風にできていないので、上手く取り入れられるようにやっていきたいなと思いました。

他にもたくさん

その他にもたくさんの方々とお話しすることができて、ここに書くと長くなってしまうのでメモに留めますが、 考えたり変化するためのキッカケをたくさんもらいました。皆さん本当にありがとうございました!

  • フィヨブーの仲間たち LEFさん、maimuさん、fukuroqさんと直接会ってお話しできて、嬉しかった。
  • えもりさんやぷぽさん達とパーティ前にお先に乾杯できて嬉しかった。お店を出たところを激写されていて、面白かった。
  • Rubyに出会ったキッカケを島田さんやこばじゅんさんにお聞きできて、嬉しかった。
  • うなすけさんが色々なことをされている、そのモチベーション的なところをしおいさんと一緒にお聞きできて、嬉しかった。
  • ogijunさんや平田さんなど一方的に知っていてちゃんとお話しできてなかった方々ともお話しできて、嬉しかった。
  • はるさんやいまづさんなど、初めましてな方々とも色々お話しできて、嬉しかった!
  • やんちゃクラブひとり洞爺湖サミット - YouTubeでやんちゃさんの感想を聞くことで、講演内容をより理解できた。感謝!

観光

カンファレンスやその後の交流も楽しかったですが、初めての北海道ということで、少しでも観光ができて良かったです。 基本インドア派なので、一人だとそんなにアクティブに動けないんですが、キーボードという相棒のおかげで、たくさん観光できました。
イベント会場を間違えていたり、方向を間違ったり、トラブルもあり大変でしたが、お時間の限り満喫できました!
観光で撮った写真を思い出として残しておきます。

ホテルから赤れんが庁舎へ

フラワーカーペット

時計台

時計台の野草園

大通公園セイコーマートテレビ塔

#enishitecheffect

今回の#enishitecheffectはこんな感じです。

また、これは#enishitecheffectと言えるか分からないですが、帰宅後に子供の漢字学習のための本が届いていて、 漢字の成り立ちがとても面白くて、夢中になって読み込んでしまいました。漢字には教えや祈りのようなものがこもっているんだなと気付かされました。

www.tarojiro.co.jp

紹介したい漢字がたくさんありますが、えにしテックつながりで特に「おぉ!」となったのは以下の辺りでしょうか。

  • 「郷」:祭りの後の宴会の様子。ごちそうの入った器をはさんで二人の人が座っている。*6
  • 「誌」:志は目指すところへ進もうとする気持ち、行きたい方向を心にしるす。言偏がつくと言葉を書きしるすこと。*7
  • 「仁」:人がざぶとんに座っている形。ゆったりと和んでいる。誰かが「どうぞ」とざぶとんを勧めた。転じて、おもいやり。*8
  • 「尊」:酒樽を手で捧げ持つ。とうとい!!!
  • 「訪」:神様や長老たちにおたずねする(聞く)こと。もっと色々おたずねすればよかった!

今後に向けて

えにしテックカンファレンスに参加した後に自分の中に立ち上がってきた感情として、大きなポジティブな気持ちとこれまでもボンヤリと感じていたモヤモヤとした気持ちが両方あったように思います。
ポジティブな気持ちとしては、上記にも書いてきたように色んな人からたくさんの気づきをもらったり、たくさんの人との交流それ自身がとっても楽しかったりして、「たのしかった!」「このまま楽しんでやっていこう!」というもの。特に、角谷さんのお話にあった「人間関係のエクササイズ」をもっとやれるといいなぁと感じて、ついつい身構えてしまいがちなので、「いっちにーさんしー」のエクササイズ感でやっていきたいなぁと思いました。
「おーい、磯野、野球やろうぜ」の精神*9 があるフィヨブーでなら、とてもやりやすいはずなので、やっていきたいです。
ネガティブな気持ちとしては、「楽しむだけではダメかも?」とか「イベントに参加してばかりでコードを書いたり成果を出せていないのでは?」みたいに自分自身に対して感じてしまうことがあり、フィヨブーの学習をなかなか進められていない焦りもあったりで、モヤモヤしていたのですが、これは多分コードを書くことでしか自分としては解決できないような気がするので、「たのしめばいいんだ!」って思えるように、日々コードやその先の人に向き合うことをちゃんと実践して進めていきたいと思います。

Rubyのしくみの本にサインもいただいたので、積んだままにしておかないで、ちゃんと読むぞ〜!

Rubyのしくみ」にサインいただいた!

今回「自分以外にはなれない」のだとも教わったので、自分に変に期待しすぎないように上手く活かせるように、そして「いきいき」過ごしていけるように、コードを書きつつ人間関係のエクササイズをし、よいものをつくっていけるように、自分自身ゆっくり変化させながら、引き続き、楽しんでやっていきたいです。

最後に改めて、えにしテックさん、おめでとうございました。
そして、本当に素敵な体験をさせてもらいました。ありがとうございました!!!

*1:RubyKaigiの楽屋LTが途中だった心残りもあった

*2:日報タイトルは「JavaScript入門(After角谷トーク)」でした。

*3:個人的に、ふるさとの近くに帰りたいけれど、夫のお仕事関連で難しいということもあり。ふるさとに戻る選択肢を取れるようにしたい。

*4:私の「オリジン」がこの辺りにあるんだと思う。

*5:RubyKaigiになると開発チームが全員「RubyKaigiなので!」と颯爽といなくなるのは本当にビックリしたけどカッコよくて、「なんか分からんけどスゴい!」と思ってました。

*6:ふるさとが同じ人は一緒にご飯を食べられるので仲間になれるってこと?

*7:「志」は"the Stars Be with You"ってこと?「誌」はこの日記?

*8:平鍋さんに敷物を勧めていただいた。おもいやり!ありがとうございました!

*9:参考:スクールをやっているけど教えるのが好きなわけじゃない - komagataのブログ